昨年の今頃放送されていた『東京マグニチュード8.0』の話と,兵庫県のロボット関係について。
主人公の小野沢姉弟は,夏休みのはじめに「ロボット展」を見に行った帰りに大震災に遭遇します。また,作品(全11話)の中頃には,瓦礫の中を動き回る自律・遠隔操作型の「レスキューロボット」が登場します。
この2つが兵庫県(神戸市)にも常設/毎年開催であります。
「レスキューロボット」の方は,毎年開催されている『レスキューロボットコンテスト』です。
サイズは実物の数分の一ですが,チームで数台のロボットを操り,瓦礫の中から要救助者の人形「ダミアン」を見つけ出して,時間内に救助する競技です。一度見に行きましたが,優秀なチームは非常に手際よく救助を進めます。
今年の第10回は,8月7日(土)と8日(日)に,神戸サンボーホールでの開催です。ロボット競技は会場2階で行われ,1階では展示や体験コーナーがあり,子ども連れにも対応しています。県の担当者は,「はばタンシール」を用意していますのこと。
もう一方の「ロボット展」は,神戸市立博物館内のカワサキワールドの展示です。
川崎重工業の歴史や製造物の展示で,オートバイなどの乗り物が多いのですが,少ないながらもロボットの展示が見られます。
特に,昭和44年の日本国産初!の産業用ロボット(作業用アーム)が,ヒストリーコーナーに展示されています。兵庫県内に産業用ロボットの工場があるんですね。
また,ルービックキューブを解くパフォーマンスロボットがあります。キューブを解くロボットは,最初に全6面の配置を見て解法を考えると,最短手で詰めます。川崎重工業の取締役の講演では,最初のときよりもアルゴリズムが高速化されていて,今では人間でも勝つのが難しいとか。
(参考)
レスキューロボットコンテスト
http://rescue-robot-contest.org/index.html
カワサキワールド
http://www.khi.co.jp/kawasakiworld/index.html
ブログ内関連記事:
阪神・淡路大震災15周年記念事業作品『東京マグニチュード8.0 総集編』 2010年02月13日
http://hyogotsucool.seesaa.net/article/141043878.html