From USY
先日、兵庫県西の端、佐用町自慢のB級グルメ「ホルモン焼きうどん」を食べてきました。
ホルモン焼きうどんは地元の主要産業である畜産業から出た産廃、臓物を利用したのが始まり。「もったいない」精神が常識であった戦後の古きよき時代に兵庫県西播、岡山県美作地方で生まれた郷土料理と言われています。
特に、佐用町はホルモン焼きうどんの町ということで、TV等でも最近話題になっています。実は私、佐用町と同じ西播地方の出身なのですが、ホルモン焼きうどんが佐用の名物との印象はこれまでほとんどない。
今回久しぶりに佐用町に足を踏み入れたけど、町中心街の道両脇には所狭しと「ホルモン焼きうどん」の看板がバーン!!! 昔、自動車免許教習でこの辺りをよく走ったことがあるけど、こんな看板あったけ?
いつの間にか、佐用のまさに「名物」に!ここに至るまでは、地元の青年会などがかなり力を入れたとも聞きました。まさに地域興しモデル!
その軒を競い合う、数々のお店から、今回訪れたのが、この「春ちゃん」です(看板はかなり派手目)
足を踏み入れると、お店の中は、「ジュージュー」という音と、ホルモンの焼ける匂いで満たされています。メニューと見ると、ホルモン焼きうどん以外にも、鉄板焼き、餃子などのメニューもありますが、本日の流れではこれしかないでしょう!「ホルモン焼きうどん」気前よく2人前オーダー。
店主のおじさんは手慣れたもので、うちわ大のコテを両手に、ホルモンとうどんをからめ、次々と華麗にそして大胆に仕上げていく。
見とれているうちに、私のオーダーもできあがってきました。店主曰く「甘口2と辛口1の割合で食べて欲しい」とのこと。佐用のホルモン焼きうどんは、各店ごとオリジナルのタレを使っており、味を決める「キモ」となるようです(ちなみにニンニクはきつめ)。
食べてみると口の中で、ホルモンとタレとが絶妙に絡み合う。おばちゃんが刻み柚子を持ってきてくれたりして結構細やかなところもあり。がっつり完食!!! お代は少々高め1200円でした。
ホルモン焼きうどんのお店は、JR佐用駅近辺の佐用川沿線(国道179・373号線)に10軒ほどあります。お近くに立ち寄りの際はぜひどうぞ!!!
*昨年、この辺りは、大規模な水害に見舞われました。佐用町の皆様の1日も早い復興を心からお祈りし、お見舞い申し上げます