from con
(前回のあらすじ)日生でカキオコを食べたり、中南米美術に驚いたりした帰り道、M君が食べたことがないというので、「姫路おでん」を食べに姫路駅で途中下車することにした。
(本題)
M君は「姫路おでん」の存在自体を知らないと言うこと。
改めて説明しますと、
姫路おでんとはおでんにしょうが醤油をかけたり、つけたりして食するというものですが、その歴史は古く、戦前にさかのぼると言われています。
以前、ブログで紹介したとおり、
1997年に全国のおでんを食べ歩いた『とことんおでん紀行』の中でも取り上げられており、それなりに知られた食べ方だったようです。
↓
http://hyogotsucool.seesaa.net/article/149662615.html
しかし、これが相当な知名度を得たのは、
「姫路おでん探検隊」の存在抜きに語れないようです。
詳細はぜひ、姫路おでん協同組合のホームページを見ていただきたいのですが(→http://himejioden.jp/)、たとえば、「姫路おでん」と命名し、広めたのもこの探検隊ということです。
確かに、『とことんおでん紀行』では、単に「しょうが醤油のおでん」と書かれています。
……などと書いているものの、かくいう私自身、
一昨年4月に、人に連れて姫路おでんを食べに行くまで、
その存在を全く知りませんでした。困ったものです。
閑話休題。
M君と姫路駅で降りたものの、急に思いついたので、姫路おでん協同組合HPの「姫路おでん美食探検マップ」を持ってきていません。
「まあ、商店街とかテキトーに歩いていたら見つかるでしょう。」
というノリでとりあえず、駅前の商店街をぶらつきます。
「姫路おでん」と書いた飲食店がいくつか見つかりました。
その1軒が美味しそうだったので入りました。
早速姫路おでんとビールを注文。
↓姫路おでんとはこれです。
手前がしょうが醤油。
しょうが醤油がかけられているのではなく、漬けて食べるタイプです。
味覚について保守的なMくんは、食べるまで本当に美味しいのかと半信半疑でしたが、いざ食べてみると、「あっさりとしていて美味しい」と、私の分までパクつきます。
以前、私が入った店とちがって、今回の店はあっさりとした味で、
確かにしょうが醤油とあいます。
途中から日本酒に代わって、酒が進みます。
ちなみにこの店は姫路おでん以外も美味しく、
旬のホタルイカなども食べました。余談ですが。
姫路おでんは、姫路のご当地グルメとして不動の立場を手にしていると言っても過言ではありますまい。
ぜひ、姫路観光の際はご賞味あれ。
その「姫路おでん」を命名し、普及させた「姫路おでん探検隊」。
次なる課題はその実像に迫ることであります。(つづく。……はず)