一応、調べてから書こうと思って、そのままずるずると・・・・
月日のたつのは早いですね。
いま、
新井由己『とことんおでん紀行』知恵の森文庫(光文社)
という本を読んでいます。
著者の新井さんは1990年代に原付で日本1周しながら、
おでんを食べ歩いたという強者。韓国、台湾にも行ってます。
その成果がこの本にまとめられています。
もちろん、このなかで、特徴あるおでんとして
姫路おでんも取り上げられています。(同書、190-194頁)
この本によれば、しょうが醤油で食べるという習慣は
西は相生市まで確認でき、北は(旧)波賀町まで確認できるということ。
東は不明ですが、西脇市でもかけるという情報があるということ。
「姫路市を中心にして播磨平野全体に広がりつつあると思われる。」
とあります。
また、姫路→相生→新宮→山崎→波賀と移動していく中で、
「普及する地域から離れるにつれて、上からかけていたのがつけるだけになるようだ。これは味噌だれを好む地域と同じである。」
とも感じられたようです。
この辺、ホントのところはどうなのか、調べてみたいですね。
それにしても、この本を読んで思ったのは、
各地のおでんがホントに個性豊かなこと。
シンプルな料理ほど、地域特性が出やすいのでしょうか?
B級ご当地グルメならではの楽しい本です。
興味のある方はご一読を。