竣工式典が間近となった,神戸の鉄人28号モニュメントですが,新長田のまちには,「鉄人28号」や「三国志」などの横山光輝氏の作品で,盛り上げるための様々の仕掛けがあります。
今回は,代表的な「鉄人街灯」と「鉄人28号列車」「三国志列車」などをご紹介します。
本題の前に,今回の写真を撮った日のお話を少しだけ。
たまたま,地元で中心的な活動をしている方々が集まる,神戸商工会議所西神戸支部の「長田活性化研究会」(月1回開催)に参加することとなり(2009年09月16日),KOBE鉄人PROJECT理事長(長田活性化研究会代表でもあります)様の話をお聞きする機会がありました。
その話の中で,「地元でもモニュメントが現在の形に至るまでに,課題は色々と出てきたり,否定的な物言いもあったが,実際に目に見える形となっていくことで,それが少なくなり協力も増えてきている」とのことでした。「考えるだけでなく,実際に行動する」ことに勝ることなし,とは言うものの,なかなか難しいことであり,まちの実行力に敬服します。
では,本題に戻ります。
まず,「鉄人街灯」ですが,街灯カバー部分が鉄人の頭部を模しており,今のところ,ジョイプラザ(大丸新長田店)とアスタプラザファーストの間に,5基並んで設置されています。
えっ? 「実物の鉄人28号モニュメントの目は光らないのか?」 ですか?
残念ながら,目は光らないそうです。 その代わりに,この街灯が点くという訳ではありませんが。
先日参加した研修(9/8〜9/10,塩屋)で,地元まちづくり会社の方が講師をされた折に,研修参加者がこの質問をしましたが,「もっと寄付していただければ,できるようになります」と冗談っぽく言われました。
また,新長田ではいろいろイベントが実施されていますが,「イベントで失敗すると次の取り組みに臆することはないか?」の質問には,「反省するよりも,次の企画を考え実行していく」とのこと。本当に,新長田のまちづくりでは,明るく前向きの方々が多いみたいです。

「鉄人28号列車」と「三国志列車」が各1編成ずつ運行されています。運行時刻は各駅改札に掲示されており,どちらも,大体,早朝・夜間を除く昼間を中心に,40分程度の間隔で発着があります。
「鉄人28号列車」の車内では,鉄人28号モニュメントの構造紹介などのシールがあります。「三国志列車」の外観には,主要な武将が描かれています。説明しきれないので,実際に乗車してみて見て確かめてください。
特に,天井の路線図を,危うく見逃すところでした。

また,各駅の構内では,「鉄人28号」や「三国志」の絵が壁面に大きく描かれています。
三宮より東方面から新長田へ行かれる場合,少し回り道になるかもしれませんが,乗車してみる価値はあるかと思います。
(参考)
KOBE鉄人PROJECT 地下鉄海岸線三国志・鉄人28号ラッピング
http://www.kobe-tetsujin.com/subway.html
2009年09月11日 コスプレの聖地!? 神戸市垂水区塩屋
http://hyogotsucool.seesaa.net/article/127809261.html